ペン習字の検定試験と言えば硬筆書写技能検定です。
この硬筆書写技能検定を受ければ美文字が書けるようになれるのでしょうか。
世の中には検定試験に合格はしているものの、全然知識がなかったりという人も多くいます。
ペン習字の世界ではそのようなことはないと思いますが、硬筆書写技能検定で合格している人の文字が実際きれいなのでしょうか。
また、何級を取れば美文字になれるのか、履歴書に書いたりすることや仕事で使える資格なのか?などについて紹介しています。
ペン習字をしているもしくはこれから始めようとしている人の参考になれば幸いです。
ペン字の専門性を高めたい方必見!資格・検定・技能認定について解説
ペン字(ボールペン字・筆ペンなど)の資格・検定・技能認定にはどんなものがあるのかご紹介します。
硬筆書写技能検定
検定試験に合格すると、自身の履歴書や内申書にその成果をアピールすることができます。加えて、文部科学省後援の検定試験であれば、好印象を与えることが可能です。大学入試などの際には、合格者に優遇措置があったり、単位として認められる場合もあります。
日本書道協会 技能認定制度(ユーキャン)
日本書道協会が主催する、ボールペン字や筆ペンに関する技能認定試験は、認知度も高いです。履歴書に認定の有無を記載することで、採用側に好印象を与えることができるかもしれません。また、同協会は地区別書道展などのイベントを開催しており、書道が好きな人々と交流する機会も提供されます。
日ペンの師範認定試験
ペン字教育業界をリードしてきた日本ペン習字研究会で師範認定を受けることで、周囲からは綺麗な字を書ける人として認識されます。この認定を履歴書に記載することで、転職時に有利になる可能性があります。また、同研究会には日本ペン習字研究会名誉会長の石川芳雲先生や日本ペン習字研究会会長の田中鳴舟先生など一流講師がおり、全国各地で開催される展覧会やスクーリングにも参加することができます。
ペン習字の目標!美文字が書けるようになる硬筆書写技能検定とは?
手紙や履歴書の作成などの際に印象が良くなる文字を書きたい、そんな願いを叶えてくれる習い事が、ペン習字です。
ただ、美文字、綺麗な字に対する憧れはあっても、具体的な目標がないと頑張れないという人もいるでしょう。
そんな場合は、硬筆書写技能検定を目指してみると良いでしょう。
硬筆書写技能検定とは、ペン字検定という名前で始まった検定試験です。
級は6級から1級に分かれており、その中には準2級と準1級という級も用意されています。
鉛筆は勿論、ボールペンや万年筆などの筆記用具を使って試験を受けることができます。
硬筆書写技能検定は、履歴書にも書くことができる資格の一つです。
級 | 対象目安 | 受験レベル | 合格率 |
---|---|---|---|
6級 | 低学年程度 | もっとも初歩的 | |
5級 | 小3年以上程度 | 初歩的 | 95% |
4級 | 中学生 高校生程度 | 基礎的 | 88% |
3級 | 一般的 | 64% | |
準2級 | 高校生 大学生 一般社会人程度 | やや専門的 | |
2級 | 専門的 | 47% | |
準1級 | より専門的 | 20% | |
1級 | 大学生・一般社会人程度 | 高度な専門技術 | 11% |
\字が上手になるとっておきの方法/
美文字が書けるようになりたいのであれば通信講座で十分!
通信講座なんかで上手になるはずがない、と思っている人は多いのですが、それは通信講座を知らない人の完全な誤解です。
がくぶんのペン習字講座をチェックする硬筆書写技能検定の受験資格とは?
「硬筆書写技能検定」は、学校や書道塾に通っていなくても個人で受験できます。
受験資格は特に設けられていませんので、自分のレベルや目的に応じて受験級を選択して、受験の準備を始めましょう。どの級からでも受験可能であり、複数の級を同時に受験することはできません。一つずつ合格して上位の級を目指しましょう。
試験会場は全国に設けられており、居住地からできるだけ近い会場で受験できます。
受験申し込みには、日本書写技能検定協会のウェブサイトからの入力、願書のダウンロードまたは郵送による送付、特約書店での手続きなどの方法があります。
試験日は通常、年3回実施され、試験時間は40分から90分までの範囲で、上位の級ほど時間が長く設定されています。
ペン習字で硬筆書写技能検定!級選びのポイント

ペン習字で、硬筆書写技能検定試験を受ける際は、まず3級を目指してみると良いでしょう。
3級は、中学生・高校生程度の技術と知識があることを証明できる級です。
美文字が書けるというある程度自信がついている場合は、高校生・大学生・一般社会人程度となる準2級や2級を狙ってみると良いでしょう。
履歴書に書いてアピールできる級は、2級以上と言われることが一般的です。
美文字が書けるようになることはもちろん、就職や転職のためにもペン習字を習っておきたいという場合は、2級以上を目指し練習をしていくことがおすすめです。
なお、硬筆書写部門では3級の受験者が最も多く、全受験生の半数近くが3級を受けています。合格率も60~70%あたりなので、目標としやすい級位と言えるかもしれません。
2級を目指す場合も、3級や準2級などで検定の雰囲気を掴むことから始めれば、落ち着いて2級の検定試験に挑めるようになります。
硬筆書写技能検定のメリットとは?
「硬筆書写技能検定」の級を取得している場合、一部の高校、専修学校、大学では入学試験で優遇される制度が設けられています。これは、当日試験の点数に一定の加算が行われたり、合否判定で優遇されるものです。
また、入学後に「硬筆書写」の授業でこの検定が導入されている学校では、合格級によって認定単位が増加するため、学生にとっては大きなやる気を与えることができます。
1級に合格すると、「指導者証」という資格が発行されるため、キャリアアップを目指す人にとっては独立開業が可能な資格試験となります。
ペン習字の検定試験に実技以外の勉強が必要?
ペン習字の検定試験では実際に字を書く実技試験だけでなく、部首の名称や書き順、草書を読むなどの理論試験をクリアする必要があります。
実技試験と理論試験の両方で合格点を出すことで、検定合格となります。
美文字を書けるようになることだけが目的でペン習字を習う場合は、毎日コツコツと字をなぞったり真似たりする練習を繰り返していくと良いでしょう。
ただ、検定を目標とする場合は、過去問を解くなど、理論試験対策もしておくことが大切です。
仕事の合間にペン習字を習い、検定合格を目指す場合は、試験を受ける日までのスケジュールを立てるところから始めておくことがおすすめです。
ペン習字の硬筆書写技能検定の合格率をチェック
ペン習字を習うことで目指せる硬筆書写技能検定の合格率は、級によって大きく変わります。
人気が高い3級は60%近い合格率となるのに対し、2級の合格率は50%前後となります。
最も上の1級に至っては、合格率が10%以下となることもあるなど、難易度はかなり高めです。
合格率を少しでも高めるためには、日々の練習が重要となります。
試験では、正確に綺麗な字を書くことは勿論、限られた時間で字を書く早書きのスキルも求められます。
実際の試験を想定した練習を繰り返しておくことで、硬筆書写技能検定に合格する可能性を高めていくことができるでしょう。
硬筆書写技能検定試験の申込方法から準備、受験当日の注意点
申込方法
申込方法は以下の通りです。
- 一般財団法人日本書写技能検定協会のHPからインターネット申込
- 受験願書を取り寄せ、ダウンロードして記入
- 書店で直接申し込む
- 協会に願書を持参する
試験まで
「硬筆書写技能検定」をインターネットで申し込んだ場合、日本書写技能検定協会から受験料の振込用紙が届きます。期限までに支払いを忘れずに行いましょう。支払いが完了すると、受験票が送られてきます。
硬筆書写検定webサイトには「受験票は試験の6日前までに届くよう発送されます」と記載されていますが、もし2日前になっても届かない場合は、直ちに協会に連絡しましょう。
試験当日は、必ず受験票を持参する必要があります。また、複数の筆記用具が必要になるので、事前に油性マーカーやボールペンなどの試し書きを行い、インクが切れないように注意しておきましょう。
試験会場では、無地の下敷きや室内用の履物が必要になります。室内履きはスリッパでも構いません。
試験当日
「硬筆書写技能検定」の第1問は、一定時間内に文章を書く問題が出題されます。しかし、暑さや寒さで手が汗ばんだりかじかんだりすると、解答が困難になることがあります。夏場の試験ではタオルを、冬場の試験では手袋を持参することをおすすめします。
合格通知
試験日から約2週間後には、合否通知が郵送されてくるでしょう。最近は以前よりも早く結果を知ることができるようになっています。
「硬筆書写技能検定」の合格対策
「硬筆書写技能検定」の3級までは、比較的高い合格率を誇り、2級以上になると合格率が徐々に低くなっています。
どの級においても、出題項目を把握し、試験日までの練習時間を考慮し、具体的な計画を立てて、対策を一つずつクリアすることが重要です。
特に3級以上においては、実技と理論の両方に合格点が設定されています。したがって、実技以外の学習も重要となってきます。
4級以上では、短い時間でテキストの文章を速く書き写す速書きが出題されます。書くスピードを上げるトレーニングも行いましょう。
硬筆書写技能検定試験の合格のコツ
硬筆書写検定の合格は、日本ペン習字研究会の通信講座を受講するのが一番です。
検定に合格するためには、美しい字をバランスよく配置して、課題の文章を読みやすく書く必要があります。美しい字とは、整った字形を持つ字のことです。
また、字をバランスよく配置するためには、大きさや字粒、字間などにも注意する必要があります。しかし、これらの作業を同時に行おうとすると、非常に難しいです。字形を整えることとバランスを取ることは、別個の作業であることに留意する必要があります。
日本ペン習字研究会の通信講座では、1日20分ほどの練習で、上位の級位にも合格できる実力を身につけることができます。
硬筆書写技能検定は、履歴書や調査書に自分自身をPRするための有用な資格です。進学や就職で美しい文字をアピールしたい方は、日本ペン習字研究会の通信講座がおすすめです。
まとめ
美文字が書けることを証明できる資格というものは特にありません。
ですが、硬筆書写技能検定に合格していればある程度の評価はしてもらえます。
硬筆書写技能検定の何級の資格を持っていればよいの?というところですが、硬筆書写技能検定の3級は中学生・高校生程度というレベルです。
できれば、準2級は欲しいところですが、3級でも持っていればそれだけでも美文字を書けることのある程度の証明にはなります。
まずは、美文字を書ける証明となる資格として硬筆書写技能検定の3級取得を目指してみることをおすすめします。
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あなたは下手字で恥をかいたことがありませんか?
でも、美文字になりたいと思って独学で練習してもちっとも上手になりませんよ。
なぜなら下手字は自分では気がつけないから!
「いやぁ、見ればわかるでしょ」と思うかもしれませんが、では、どうして字がへたくそな人がこれだけ多くいるのでしょうか?
要するに下手な字は自分で直すのは難しいのです。
だからと言って書道を習いに行く必要はありません。
通信講座で十分なんです!
通信講座なんかで上手になるはずがない、と思っている人は多いのですが、それは通信講座を知らない人の完全な誤解です。
なぜなら、通信講座に添削サービスがあることを知らないから!
人は具体的にどこがダメなのかを教えてもらえないと自覚できない生き物です。それをこの添削サービスが指摘してくれるので上達するわけです。
これが独学で練習しても上達しない理由です。
通信講座は添削サービスがあるものであればどれでもよいですが、がくぶんのペン習字講座であれば「日ペン」の監修・指導なので信頼できますし、無料で資料を請求するだけでも為になりますよ。
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